ビームフォーミングとは?

2020-12-11

ビームフォーミングが必要なワケは?

 

信号の干渉

無線通信は、例えるならば自動車道のようなもの。実際の道路では、車両がより速く安全に走行できるよう、それぞれがバランスを取ります。一方で無線通信はとても不安定なものと言えます。通常、ネットワークデバイスのアンテナは、無線通信開始時に信号を全方向に送信するため、複数の信号が容易に干渉し合うことになってしまいます。

 

信号の減衰

さらに無線信号は、距離の長さや物理的な障害物の影響を受けて減衰する傾向にあります。最も典型的な例が、5GHz WiFiです。2.4GHzと違って固形物を通り抜けるのが難しく、距離が離れるほどパフォーマンスが急速に低下する可能性があります。

これらの問題を改善するため、第5世代のWiFi規格(WiFi 5/802.11ac)から、ビームフォーミングが導入されました。信号処理をサポートするのに非常に効率的な技術となっており、アクセスポイントやルーターが、クライアントを見つけて特定の方向にWiFi信号を強化するのを手助けすることを目的としています。  

                      

 

 

ビームフォーミングはどう機能するの?

 

データ送信時、ルーターはクライアントの位置を検知し、伝送経路について関連するその他の状態を収集します。そして、以下の図の様に信号を調整してクライアントへ集中的に送ることで、より高速で安定した接続を実現。データを全方向に放射するのではなく、的を絞って送ることで、WiFi信号をより遠くまで到達させることができ、異なるデータ送信間の衝突も減少します。

 

                                                                

 

 

 

ビームフォーミング対応製品は?

 

 

               

 MR70X

 AX1800 デュアルバンドWiFi 6ルーター

 

詳細はMERCUSYS公式Webサイトの各製品ページからご確認いただけます。